いまさら聞けない、開業のいろは（後編）

コンサルティングを依頼する場合、費用面が気になります。どの様なシステムですか？

弊社は有料（定額）で開業コンサルティングを行っております。
開業準備には様々な項目がありますが、項目ごとに費用をいただくのではなく、定額の金額をお支払いいただき、全ての項目を支援させていただきます（地域ごとに若干金額が異なります）。

先生が1ヶ月開業準備に時間を使うよりも、診療に専念され、開業準備はプロにお任せいただいた方が、結果的にコストを抑えられることもあります。
また、複数の業者や企業と取引を行う場合がありますので、経験があり、折衝に慣れているコンサルタントが対応する方がコストを掛けず、質の高いクリニックを開業することが可能になります。

開業後はできるだけ診療に専念したいのですが、開業後も支援してもらえますか？

もちろんです。「開業はゴールではなくスタート」です。開業後も一緒に走り続けられるよう先生をサポートいたします。

開業後に多い相談としては「経営」と「人事労務」についてです。経営に関して、患者さんが思っていたように来院されず、経営が厳しいという状況であれば、増患対策のアドバイスを行い患者さんが集まるようにサポートをします。
人事労務の面でご相談が多いのは、スタッフとのコミュニケーションや退職希望のスタッフの対応などです。開業時の採用だけではなく、開業後の人事労務面も気軽に相談できる窓口としてご活用いただいております。
社労士や税理士などの専門スタッフと連携し質の高いサポートを継続していきます。

また、グループ会社（総合メディプロ）がコメディカルスタッフの紹介サービスも行っているため、求人・採用活動はもちろん、研修の対応も可能です。
採用の際には、面接官としてコンサルタントが同席させていただく場合もございます。あくまで最終決定者は先生ですが、面接に立ち会うことで、履歴書で見なければならないポイントや客観的な意見をお伝えしています。

開業する前も開業してからも、先生が診療以外に対応しなくてはならないことは多岐に渡りますが、医院運営の主役は先生ご自身です。先生の理念に沿った医業経営を続けていくために、当社は「先生の一生のパートナー」として開業が成功することを支援し続けます。

御社のWEBサイトに「継承開業」とありますが、「継承開業」とは何でしょうか？

地域医療を展開していたクリニックを引継ぐことを「継承開業」と呼んでいます。
それでは、継承開業を例をあげて、ご説明しましょう。

日本国内では、開業医の高齢化が深刻な問題になっています。患者さんがたくさん来ているので、医師が高齢でもなかなか廃業・引退することができない場合があります。また、そのタイミングを考えているクリニックでも、後継者がいない場合があります。

一方、できるだけローコストで、安定したクリニック経営をしたいと新規開業を検討されている医師がいます。この両者をマッチングすることが「継承開業」というシステムです。
引き継ぐ側の医師は、今までの患者さんを引継げるメリットがあります。

ただ、「継承開業」に関しては、継承する側、される側で様々な交渉が発生しますので、間に入って全面的にコーディネートさせていただいております。開業支援をしている企業はたくさんありますが、「継承開業」のアドバイスができる企業は少ないのが現状です。

弊社では「DtoDコンシェルジュ」という医師のための開業支援サイトを運営しており、そのサイト上で「継承開業」をしたい先生にお声がけをし、将来的に継承開業したいと考えている高齢の先生と若い先生のマッチングを実現しています。お気軽にご相談下さい。

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