エリア別/医院開業動向情報

沖縄県の医院開業動向情報

人口当たりの病院・診療所がともに少なく、新規開業が増えている。

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日本屈指のリゾート地、沖縄県。日本の最西端に位置しており、特色のあるさまざまな島々から構成されています。首都圏に比べると物価や不動産価格もかなり手ごろで、温暖な気候も適度に過ごしやすい環境だといえます。
沖縄県は診療所の開業ニーズが高い地域です。人口10万人当たりの一般診療所数は、全国平均をかなり下回る数値です。これを病院数でも見てみると、こちらは全国平均とさほど変わらない数値になるので、いかに診療所の開業が求められているかが分かります。
実際に診療所の開業率では、2位以下を大きく引き離して全国トップの位置を占めています。沖縄の自慢は明るい太陽ときれいなビーチ、そして海。白い砂浜、エメラルドグリーンの海を求めて、多くの観光客が集まります。各種の「暮らしたい都道府県ランキング」でも常に上位となる人気の県です。

沖縄県では医療施設数が全国平均を下回っています。一般診療所数は約870施設あり、人口10万人当たりの診療所数にすると61.5施設となります。これは全国で第44位の数値となっており、診療所やクリニックの数が県民全体に十分行き届いているとはいえません。他の都道府県に比べれば、開業にとって有利な状況だといえるでしょう。
そのため、全国でもっとも新規開業が増えています。厚生労働省の「医療施設動態調査」によれば、平成16年から平成26年にかけて、129施設の医科診療所が増えました。これは増減率にすると17.3%となり、全国トップです。全国平均が3.5%、増減率第2位の滋賀県ですら13.7%となっており、いかに沖縄県の診療所数が増えているかが分かるでしょう。

沖縄県の医療は、地域住民の一人ひとりに「顔の見える医療」を行えることが魅力です。都会の慌ただしい労働環境とは、また一味違った医療が実現できます。そのため、開業する医師のなかには沖縄県出身の医師だけではなく、田舎暮らしに憧れて県外から来た医師も多いといいます。
バイタリティあふれる開業医、地域医療に貢献したい医師にとって、沖縄県は理想的な環境ともいえるでしょう。

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