栃木県の医院開業動向情報

北関東に位置する栃木県。日光東照宮に代表される歴史文化や、四季折々の美しい自然で知られる観光地が多く存在します。首都圏へはもとより、反対に北へ向かえば東北地方へも簡単にアクセスしやすい土地柄で、県下には北関東最大の都市・宇都宮市もあります。
栃木県の医療機関数は、厚生労働省の「都道府県－指定都市・特別区・中核市（再掲）別にみた施設数及び人口10 万対施設数」によれば、病院数は109、診療所数は約1,420となっており、開業医も多く活躍しています。素朴で真面目な県民性と、一部から癒し系として人気の栃木弁など、人の温かさを感じることのできる栃木県。ゆったりとした時間が流れるこの街で、開業してみたいと考える医師も多いようです。

栃木県で活躍している医師数は約4,080人、一般診療所の数は約1,420となっています。中でも、内科を置くクリニックの数は多く、1,000を超えるクリニックが点在しています。
ただ栃木県では、平成16年から平成26年にかけて診療所数が4.9％増加していますが、それは医師や診療所が充実しているからというわけでもなく、人口10万人対医師数でみると、全国平均の237.8人に対し215.9人と下回ってしまいます。さらには医師が充実傾向の宇都宮市や足利市などの都市部と、その他の不足傾向にある地方との格差も広がっています。県全体では、とくに救急・産科・小児科といった診療体制の構築が遅れており、そうした病院／診療所に対するニーズも高まっています。そのため医師不足に悩んでいる地域をはじめ、栃木県全域で開業のチャンスは多いといえるでしょう。

夜勤や宿直など何かと負担のかかる勤務医。開業医になることで、ゆったりとした時間が流れる栃木県の中で、自分のペースを保ちながら働くことができるでしょう。地域医療に携わりたい医師の方はぜひご検討ください。