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東京都の医院開業動向情報

23区外では医師不足の傾向。

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日本の首都である東京都。東京都の一般診療所数は、厚生労働省の「都道府県-指定都市-中核市別にみた医療施設数-病床数」によれば約12,600施設。人口10万人当りの全国平均である77.6施設と比べると97.9施設で、大きく上回っています。人口10万人対医師数においても全国平均を大きく上回っており、特に23区内の都市部では診療所やクリニックを開業する医師が多い状況にあります。開業する際には、都市部では競合が多い傾向にあるため、地域ごとの特性を考慮した医療サービスを提供することが大切です。23区外では医師不足のため、開業の需要が高いでしょう。

日本の行政や経済の中心地であり、47都道府県の中で最も人口が多い都市、東京都。「23区」「多摩地区」「島しょ部」という3つの地域に分けることができ、エリアごとに独自の特色があります。23区とその他の地域では、医療機関や医師数、医療状況などに格差があることでも知られています。

東京都の一般診療所数は約12,600施設となっており、平成10年から平成20年にかけての診療所数の推移は10.0%増加しています。10年の間で診療所数が大きく増えている傾向があることから、人気の開業地であることがわかります。診療所数の中で一番多いのは内科で、約7,860施設となっています。次いで多いのが小児科で、約2,700施設です。一番少ないのは産科で、約40施設となっています。

東京都では、人口10万人対医師数が全国平均を上回っていますが、都内でも都市部とそれ以外で格差があり、23区外の地域では医師が足りていない状況です。23区内の都市部では大型病院やその他診療所といった競合が多いですが、23区外では、診療所やクリニックの開業への需要も高いと言えます。特に産科や小児科、内科、外科などのニーズが高いので、そういった診療科目で地域医療に貢献してはいかがでしょうか。

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