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鳥取県の医院開業動向情報

人口対比で見ると診療所数は多いものの、内科と整形外科が不足。

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中国地方に位置しており、西日本有数の豪雪地帯としても知られる鳥取県。
鳥取県には約510の一般診療所があります。これは、全国平均と比較すると少ない数値になりますが、人口10万人当たりの診療所数に換算すると、89.0施設と全国平均(79.1施設)を上回ります。人口10万人当たりの病院数でも全国平均を上回るので、医療施設は充足傾向にありますが、人口の少ない中山間地域では医師不足が懸念されています。
中山間地域は高齢化率が40%以上になっている地域もあり、介護医療や在宅医療などの機能を持つ診療所の開業が待たれている状況です。北は日本海、南には中国山地の山々が広がる自然豊かな鳥取県。夏はビーチ、冬はスキーとレジャーが存分に楽しめる県でもあります。

鳥取県は東部・中部・西部に区分され、東部は鳥取市、中部は倉吉市、そして西部は米子市と境港市が中心都市となっています。診療所やクリニックが集中するのもこういった都市部で、県下に約510ある一般診療所の大部分が集中しています 。鳥取県の人口10万人当たりの診療所数は89.0施設、全国平均が79.1施設ですから、大幅に上回っていることが分かります。ただし、病院数は中国地方でもっとも少ない数値となっており、診療所の開業はさらに必要でしょう。

診療所数は平成16年から平成26年にかけて42施設が減っており、実に8.2%の減少となっていますが、これは、全国では青森県の-9.0%に次ぐ減少率の高さです。これからも開業医が必要となる地域です。
とくに東部地区は全国平均に満たない医師数であり、診療所数を増やすことも求められています。厚生労働省の「病院等における必要医師数実態調査」によれば、内科や整形外科などの医師が不足しているとの結果が出ており、これから増加するとみられる介護医療や在宅医療などとともに、注目の診療科となっています。

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