エリア別/医院開業動向情報

山口県の医院開業動向情報

人口対比の医療機関数は多いものの、地域により偏在。

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山口県は中国地方に位置しており、三方を海に囲まれた、海産資源に恵まれた県です。
山口県の人口10万人当たりの一般診療所数は90.5施設です。全国平均が79.1施設ですから、10施設以上も上回っていることが分かります。一般診療所数だけではなく、病院数が充実していることも特徴で、診療所の開業ニーズはそれほど高いわけではありません。
ただ、地域による医療施設や医師の偏在などの問題もありますから、医師不足地域に目を向けてみれば、開業が待たれている地域もきっと見つかることでしょう。地域医療に貢献したい医師にはおすすめのところです。初代総理大臣・伊藤博文にはじまり、現在の安部晋三首相まで歴代の首相をもっとも多く輩出している山口県。他にも幕末に活躍した吉田松陰や高杉晋作の生誕地としても知られており、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した巌流島など、歴史的な人物や彼らにゆかりのあるスポットも多い県です。

山口県の一般診療所数は約1,270施設。これは人口10万人当たりの一般診療所数に換算すると90.5施設になります。全国平均の79.1施設を大幅に上回る数値ですが、平成16年から平成26年にかけての診療所数の推移を見てみると、10年で-52施設と一般診療所が減っています。

診療所数が減少しているのは山口県に医師が行き届いているからではなく、県内の診療所が偏在していることが原因です。山口市や下関市、宇部市といった都市部では、診療所・クリニックが充足傾向にあり、廃業や開業なども頻繁に行われていますが、その他の地方では医師を確保することさえ難しい地域も存在しています。
そのため、山口県で開業する場合には、こういった地域の特性を踏まえて、適切な医療サービスを提供できるかが成功の鍵となるでしょう。

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