エリア別/医院開業動向情報

山梨県の医院開業動向情報

施設数の人口対比は全国水準、地域密着型のニーズが高い。

山梨県の医院開業動向情報のイメージ

甲信越地方に位置する山梨県。山梨県は国中(中西部)と郡内(東部富士五湖)に大きく分かれます。国中はさらに中北(峡北・峡中・峡西)・峡東・峡南地域に分かれ、郡内は東部と富士五湖に区分されます。
中北地域は甲府市や甲斐市、中央市などの大きな都市があり、診療所数も県内でもっとも多くなっています。郡内地域で診療所が多いのは富士吉田市や都留市などです。都市部ならビルテナント、戸建て所有、戸建て賃貸、クリニックモール、クリニックビレッジなどさまざまな形態で開業することができるでしょう。山梨県は富士山をはじめ、南アルプスや八ヶ岳、奥秩父山地など、多くの山々に囲まれた自然豊かな内陸県。水源がいくつもあり、その水の恵みを生かした果物栽培が有名です。

山梨県の医科診療所数は、平成16年から平成26年にかけて、644施設から688施設に増えており、増減率でみると6.8%増えていることがわかります。この数字は全国的にみても高い伸び率です。開業意欲のある医師にとっては最適の地域となるでしょう。
診療所の診療科目の内訳(重複計上)は、内科464施設、呼吸器内科24施設、循環器内科59施設、消化器内科106施設、小児科170施設、精神科55施設、外科95施設、脳神経外科12施設、整形外科103施設となっています。

大きな病院が集中するのは甲府市をはじめとする都市部で、その他の診療所などは地方にも点在しています。峡南地域は過疎化と高齢化がもっとも進んでいる地域で、医療と福祉のニーズが非常に高まっています。その対応として在宅医療の強化も進んでおり、開業医師に求められることも増えてきました。ただ、医師の負担を軽減するために、診療援助や出張診療所への医師派遣なども行われています。開業医同士のネットワークも構築されつつあり、ゆとりのある地域医療が目指されています。

山梨県の医院開業物件情報を見る

エリア別/開業動向情報一覧へ戻る

開業ノウハウ