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【第50回】古山 登隆

古山 登隆のイメージ

古山 登隆

自由が丘クリニック理事長

所属・役職は取材当時(2024年2月20日)のものです。

北里大学北里研究所病院とタッグを組み、美容医療の底上げを目指す

今からさかのぼること13年前。2011年5月に日本抗加齢医学会分科会「見た目のアンチエイジング研究会」は、学術書『見た目のアンチエイジング~皮膚・容貌・体型の若返りの手法』(文光堂)を出版した。刊行にあたり、同研究会世話人代表の塩谷信幸医師(現・北里大学名誉教授)は、序文で「これまでは、美容外科、美容皮膚科そして場合によってはエステティックなども、一段と低く見られ、まともに取り組む者までが異端視され、アングラ的な手法が横行して被害を生み出してきた」「この分野では、医師側も自由診療ということもあり、手法が先行し、その是非や目的があいまいなまま突き進んできた」などと述べ、「見た目のアンチエイジング」の学問的追究の必要性を訴えた。その塩谷氏の厳しい指導のもと、形成外科医としてスタートを切り、後に美容外科医の道に進んだのが、自由が丘クリニック(東京都目黒区八雲)理事長の古山登隆(ふるやま・のぶたか)医師だ。そして、2021年11月。北里大学北里研究所病院内(東京都港区白金)にオープンしたのが「KJC北里美容医学センター」。同病院と自由が丘クリニックが業務提携して誕生した。どんな目的で生まれたセンターなのか、またなぜ美容医療を専門に選んだのか、どういったクリニック運営をしているのか、古山氏に話を聞いた。

プロフィール

北里大学医学部卒業。1981年同医学部形成外科・美容外科入局後、チーフレジデント、研究員、講師を経て、95年に自由が丘クリニックを開設。千葉大学医学部形成外科非常勤講師。日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会評議員、アラガン社ヘッドファカルティ(ボトックス・ヒアルロン酸注入指導医)。医学博士。

古山登隆氏の近著

  • 解剖から学ぶヒアルロン酸注入療法(編著) メディカルレビュー社
  • 目もとの上手なエイジング ―眼瞼下垂から非手術的美容医療、エイジング世代のメイクアップまで―(共著) 全日本病院出版会
  • ヒアルロン酸注入治療 安全マニュアル 必須の知識と事故対策 改訂第2版(編著) 克誠堂出版

KJC北里美容医学センターでは、美容医療の提供に加え、教育や研究の充実も図る

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