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【第54回】市川 雅男

市川 雅男のイメージ

市川 雅男

日本医科大学千葉北総病院 女性診療科・産科部長 婦人科腫瘍センター長

所属・役職は取材当時(2024年11月21日、12月21日)のものです。

腹腔鏡トレーニング「神の手チャレンジ」を発案、世界を視野に普及に取り組む

折り紙と思うな、患者と思え!ーーこんなキャッチコピーを掲げた腹腔鏡トレーニング「神の手チャレンジ」が、SNSを中心に静かなブームを巻き起こしている。「神の手チャレンジ」は、腹腔鏡手術で用いる鉗子を操って鶴を折り、そのスピードと出来映えを競う競技で、併せて腹腔鏡下で折鶴を1000羽折ることもチャレンジの目標に据える。2015年にSNS上で始まった競技には、国内外の医師が参加。計測タイムつき動画を投稿して熱戦を展開し、22年に初めて開催された全国大会もすでに3回を数えた。このトレーニングの発案者は、日本医科大学千葉北総病院女性診療科・産科部長で婦人科腫瘍センター長の市川雅男(いちかわ・まさお)医師。骨盤臓器脱や子宮内膜症が専門で、腹腔鏡手術やロボット支援下手術を年間200件以上手がけ、同時に低侵襲手術を担う医師の育成にも力を注いでいる。「神の手チャレンジ」に込めた強い思いを聞いた。

プロフィール

1969年生まれ。日本医科大学卒業。99年~2001年日本医科大学大学院にて微生物免疫学を専攻、03年~06年米国・メイヨークリニック、ジョンズ・ホプキンス大学に留学し、腫瘍免疫を専攻。帰国後、日本医科大学附属病院に助教として勤務、本格的に腹腔鏡手術に取り組む。12年日本医科大学産婦人科講師、22年に同大産婦人科准教授に就任。24年4月から現職。日本産科婦人科学会専門医・指導医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医・ロボット技術認定医、日本女性骨盤底医学会専門医。日本産科婦人科内視鏡学会評議員、千葉県産科婦人科医学会理事などを務める。医学博士。

記事執筆の参考にした市川雅男氏の論文等

  • <神の手チャレンジ>
  • Evaluating Laparoscopic Skills: Report on the Origami Crane Folding Competition Using Laparoscopic Instruments With Objective Criteria.
    ※以下からダウンロード可能
    https://www.cureus.com/articles/291215-evaluating-laparoscopic-skills-report-on-the-origami-crane-folding-competition-using-laparoscopic-instruments-with-objective-criteria
  • <子宮内膜症・NMS-E>
  • Accuracy and clinical value of an adhesion scoring system: A preoperative diagnostic method using transvaginal ultrasonography for endometriotic adhesion.
    Ichikawa M, Akira S, Kaseki H, Watanabe K, Ono S, Takeshita T.
    J Obstet Gynaecol Res. 2020 Mar;46(3):466-478. doi: 10.1111/jog.14191. Epub 2020 Jan 30. PMID: 32003109
  • Clinical Significance of a Pain Scoring System for Deep Endometriosis by Pelvic Examination: Pain Score
    ※以下からダウンロード可能
    https://www.mdpi.com/2075-4418/13/10/1774
  • Feasibility of Predicting Surgical Duration in Endometriosis Using Numerical Multi-Scoring System of Endometriosis (NMS-E)
    ※以下からダウンロード可能
    https://www.mdpi.com/2227-9059/12/6/1267
  • <日本医科大学関連出版物>
  • ―特集〔低侵襲治療〕第31回公開「シンポジウム」― 産婦人科における低侵襲手術治療の最前線 市川雅男 日本医科大学医学会雑誌 416-419 2022;18(4)
  • 特集:神の手チャレンジ One Health学校法人日本医科大学広報 6-11 2024.JAN.Vol.562

全国大会の参加者数は海外勢も加わり年々増加。楽しみながら技術を磨く

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