「医療広告ガイドライン」

医療機関は、一定の事項を除いて広告することを禁止されています。2017年に医療法が改正され、従来含まれていなかった「医療機関等のホームページ」が新たに広告規制を受けることとなり、行政による立ち入り検査や是正命令、罰則の対象となりました。

その詳細を示したものが「医療広告ガイドライン」です。医業・歯科医業にかかわるすべての病院・クリニックが対象となります。

広告規制の対象となる表現（一部）は次のとおりです。

• 体験談の掲載
• 「日本一」「No.1」「日本有数の～」のような表現の掲載
• 「〇〇と比べて優れた～」「他院と比較して～」のような表現の掲載
• 「キャンペーン価格」や「今なら〇〇円」のような金額の掲載
• 著名人の来院状況の掲載
• 病気が回復して元気になるイラストの掲載
• ビフォーアフター写真の掲載

なお、以下の条件で広告規制が限定的に解除される場合があります。

• 院内で患者さんが自由に手に取ることのできるパンフレット
• 患者さんが自ら見つけて閲覧するホームページ
• 連絡先がわかりやすく掲載され、問い合わせが可能なもの
• 自由診療について、治療内容や費用、標準的な治療期間、主なリスクなどをきちんと掲載したもの

制度に関する用語

• 開設届
• 防火管理責任者
• 医療法人
• 医療広告ガイドライン