開業用語集
「昼間人口・夜間人口」
【ちゅうかんじんこうやかんじんこう】その地域に住んでいる人口(常在人口)に、他の地域から通勤・通学してくる人口(流入人口)を含め、さらにほかの地域へ通勤・通学する人口(流出人口)を引いたものを昼間人口といいます。それに対し、常在人口のことを夜間人口と呼びます。夜間人口を100とした場合の昼間人口の数値を昼夜間人口比率といい、昼間人口と夜間人口の関係を表す指標として使われます。
都心部や学校・企業が多いエリアは昼間人口が多くなり、都市近郊のベッドタウンなどでは夜間人口が多くなります。昼間人口が多いエリアで開業をする場合、通勤前に立ち寄れるよう早朝の診療を行ったり、昼休みや帰宅時に来院できるように診療時間を設定したりすることが考えられます。一方で、夜間人口が多いエリアでは、夕方以降や休日の診療時間を長く設定すると集患につながりやすくなる場合があります。