開業用語集

「営業権(のれん代)」

【えいぎょうけん】

「のれん代」ともいわれる権利のことで、特に医療機関の場合、開院してからこれまでに培った地域での知名度、信頼度、開業してからの年数、その医療機関をかかりつけにしている患者さんの数(カルテ数)などを価値に置き換え、価格をつけたものです。これは主に第三者継承のときに発生するもので、引き継ぐことのできる患者さんが多ければ多いほど高額になる傾向があります。

営業権の算出方法にはさまざまな目安があるものの、明確に決まっているわけではありません。赤字経営になっていれば評価されない場合もありますし、直近数年間の利益の変動が加味されることもあるようです。いずれにしても、継承開業に慣れたコンサルタントなどの専門家を間に入れ、売り手・買い手ともに納得のいく価格を設定することが重要です。

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