開業用語集

「スケルトン」

【すけるとん】

柱・梁・天井などの骨組み(構造躯体)のことをいい、内装工事を施す前のコンクリートがむきだしの状態のことです。一方で「居抜き」は、内装や設備がそのままの状態のことを指します。

スケルトンの場合は居抜きなどに比べて内装費用がかかるものの、患者さんの動線やバックヤードといった間取りを自由に設計できます。たとえばメンタルクリニックを開業する際に、患者さん同士ができるだけ対面しないように待合を分けたり、小児科クリニックの開業時に、院内感染を防ぐために診察と予防接種の窓口を別々にしたりといった、開院しようとするクリニックに適した自由度の高い間取りを実現することが可能です。

なお、工事費用だけでなく、工事期間にも注意が必要です。ゼロから内装工事を行うため、開業までに時間がかかり、その分の家賃(ローン返済)も発生します。加えて、解約時の「現状回復」が条件になっている場合、退去する時に解体工事費が必要になることも覚えておきましょう。

不動産に関する用語

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